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指が飛ぶ、弾丸が飛ぶ

2012⁄01⁄10(火) 08:00
 毎年大晦日の夜には、フィリピンでは異常なくらいな爆竹騒ぎが有りますね。皆さん良く知ってる事だと思いますが、毎年けが人が続出し、死亡者も出ますね今年の国家警察の発表では、1004人の死傷者が出たそうです。その内死亡4名と出ていました。現在は昔に比べて、大分静かになりました。法規制も進んだ効果でしょう。20年近く前では、大晦日の夜には、花火や爆竹の煙が明け方まで残り、息をしても火薬の煙の臭いが鼻につき息苦しい時も有るくらいでしたね。

 その当時別の死傷者も出ていました。どういう事かと言うと、爆竹に合わせ、銃や機関銃を空に向けて乱射してました。その流れ弾が屋根を突き抜け、頭に当たり死亡したとか、そういう事が有りましたね。現在は銃に関する規制も厳しくなり、首都圏ではかなり減りましたが、地方の田舎に行くとまだあるような話を聞きます。日本では信じられない光景ですね。しかし、フィリピンでは当たり前でした。

 私も子供の頃には爆竹を指で持ち炸裂させる事を、度胸試しで良くやってました。子供の頃、長崎では有名な精霊流しというのがあり、船を形どり車輪を付けた精霊船を、先祖を祀り引きながらメインストリートを練り歩きます。その時にはやはり、沢山の爆竹を足元に投げてバンバンと連発で鳴らしながら精霊船を引きます。私も子供のころから爆竹で遊んでいたので、慣れてはいますが、このフィリピンの爆竹はそんなものじゃありません。指で持って爆発させると、簡単に指は吹き飛びます。強力な火薬ですね。しかし、フィリピン人も度胸試しや、自慢しようとして指で爆発させます、その後は病院ですね。指が無くなりますからね、毎年の事で分かっているのに何故だかこう言う事故が減らないんですね。馬鹿なんですかね? ハハハ、私じゃ絶対にそんな事はしませんね。指が無くなる事を分かっていてしません。当然の事です。しかしフィリピンでは毎年繰り返していますね。この感覚が何のか? 日本人にとっては理解できない行為です。

 その答えと言うのは簡単ではないんですが、私なりに考えて見ました。私の考えではこうです。もしかしたら違うかもしれませんが多分こう言う事だと思います。

 こういう事故を起こすのは、大抵スコーターエリアに住む若者です。大晦日の夜に恒例の花火遊びをします。酒に酔い自慢話になったりしますね。そういったときに意気地がないことを仲間に馬鹿にされたり、逆に自分がいかに度胸があるかを自慢するために、酔った勢いでそういう行為をすることもあるでしょう。普通点火後ある程度、そこを離れる間をおいて爆発するはずの花火が、点火直後に爆発してしまうケースもあるようです。

 この時期になると、私はいつも或る男がしてくれた話を思い出します。その男リンドンとは、一時私は生活を共にしていました。私のブログに時々登場している人物です。又聞きですが突飛な話なので、その話を書いてみたいと思います。ある大晦日の夜、その男が私に「ボス、俺はこの日になると昔の友人のことを思い出すんだ。この友人はドドンと言う名前なんだけど・・・」としみじみと話し始めました。

 ドドンはビコールの地方都市で生まれ育ちました。彼の家族は父親がやっと買った土地と家に住んでおり、隣には地元で少し力がある家族が住んでいました。その家族の父親というのは生意気で、好き放題をしていた家族で、その子供も親が親なら子供も子供という家庭です。

 ドドンの父親が買った土地の境界線が、少しづつ隣の家族の為に移動し、土地が小さくなってきます。そこでドドンの父親は意を決して、隣の家に文句を言いに行ったわけです。ところが、隣の家の父親と息子に痛めつけられて、ドドンの父親は車いすの生活になってしまいました。当時のドドンは13歳くらいだったらしいです。その時の彼はその事態に何もできなく、父親に対してそういう仕打ちをした隣の親父を憎むだけでした。しかしその時、ドドンは子供ながらある決意を胸に抱きました。

 成長したドドンは警察官になりました。そして、特殊訓練を受ける事が出来るSAF、Special Action Forceに入隊できました。彼はそこで特殊訓練を受けます。スービックの中にある米軍の指導のもとに、スナイパーの訓練を受けました。

私はその時ドドンと知り合いました。私も同じように訓練を受けたのです。我々は米軍の教官にも可愛がられて、特別に深く訓練を受けました。スナイパーとしての腕も上がり、他にも訓練を受けて、二人はSAFでも優秀な隊員になりました。

 腕が上がって訓練を終わり、一人前に成長した時、ドドンは着替えが入ったバッグと、もう一つのバッグを持ち、バスに乗り旅立ちました。もうすぐそこに新年が迫っていました。ドドンはある集落を見下ろす小高い丘の茂みにいました。人に見られないように姿を隠します。大晦日の夜、人々は酒を飲み、恒例の花火や爆竹が始まりました。

 あちこちの家族が庭で酒盛りを始め、騒いでる風景だけがドドンの目に映りました、ドドンは体を伏せて、特殊な銃を構え、静かに時を待ちました。

 爆竹と花火が盛況になり、爆竹の音が絶え間なく成りだし、数百m離れたところでは人々がはしゃいでいます。ドドンは大きく深呼吸をして、構えた銃を再確認して、指を引き金に軽く添えました。更にもう一度大きく深呼吸をし、相手を見据えて引き金を引きました。放たれた弾丸はある男に命中しました。撃たれた男は転げ倒れて、流れ弾に当たったと騒いでいるようです。転げ回る男と何が起こったのか分からないその家族は、大騒ぎになりました。ドドンはもう一度引き金を引きました。爆竹と花火に音を消された弾丸は、もう一人の男の膝を撃ち抜きした。この男も転げ回り騒いでいます。二人の男が膝を抑え転げ回っています。ドドンは実家の隣の親父とその長男の二人の膝を撃ちぬいたのです。

 そのままドドンは静かにその実家のある街から、マニラへと帰りました。誰にも見られないように。

 後から父親からの電話で、隣の親子はドドンの父親と同じように、車いすの生活となったと聞きました。撃たれた親子は最初、流れ弾に当たったと思っていたらしいんですが、流れ弾は上から落ちて来るだろうに弾丸が当たった状況は膝を横から、打ち抜いていてる訳です。

 その事態を理解した隣の親子は、ドドンの父親に謝りに来たらしいです。その後、隣の家族は、ドドンの家族にとても親切になり、奪われた土地の境界線も、元に戻したという話もドドンに報せが有ったらしいです。ドドンの父親は、どうしてそうなったのか、その意味が理解できません。

 その話を父親から聞いたドドンは、内心喜んだそうです。彼の子供の頃に決意した、大きくなったら警察官になる。その目的が達成できたわけです。「リベンジ」その為だったのです。

 子供心に悔しい思いをしたドドンは、長年かけて自分の夢「リベンジ」を達成した訳です。因みに隣の家の親父は数年後に亡くなったらしいです。

 一時私と一緒に寝起きを共にし、地方の山の中でも一緒に付いてきたリンドン、私の大の親友でした。そのリンドンが語ってくれた彼の親友ドドンとの大晦日の思い出話です。

ドドン(多少酒に酔っている)
「リンドン、どうして俺がポリスになったか知ってるか?」
リンドン
「何でだ?どうしてお前ポリスになったんだ?」
ドドン
「リンドン、俺が子供の頃、隣の親父に苛められて苦しんだ上に、ひどい暴力を振るわれて、車いすの生活になった不自由な自分の親父を見て、心に決めたことは、大人になったら隣の親父に仕返しをしてやろうという事だった。その為にはポリスに成って、射撃の名手に成り、隣の家の親父に何かリベンジをする事だと、思ってポリスに成ったんだ。今、お前に話したように、願いは達成し、リベンジは成功した。この事は誰も知らない、お前に話をしたから、二人だけの話だ。」
リンドン
「そうか、お前がポリスに成ったのは、リベンジの為か。 しかし、良く夢をかなえてポリスに成ったな、しかも特殊訓練を受けたポリスだ。」
ドドン
「リンドン、俺もお前と同じように爆弾に関してもプロだ。処理もできるし、あらゆるものを使って、爆弾も作れる。水があれば、水から爆弾も作れる。そういう事を身につけたのは全てリベンジをする事から始まったことだ。俺は小さい頃、親父が不自由なからだにされた時に悔しいが何もできなかった。親父を助けることもできなかったし、相手に対しても何もできなかった。そこで思った事は一つだけ、『俺が大きくなったら復讐をする。』そう誓いポリスに成ったんだ。」
リンドン
「ドドンお前の気持ちは良く分かる、もし俺がその立場ならそういう風に思うだろう。」

 そんな風に彼の警官時代の親友ドドンの昔話を語ったリンドンも少し酔っていた。シミジミと彼は語ってきた。リンドンもドドンに引けを取らない射撃の名手で、爆薬の技術も同じように身につけている。私の大親友リンドンが語るその親友ドドンの話は、妙に心に焼き付いて離れない大晦日にちなむ話と成りました。この大晦日の夜に爆竹が鳴ると、毎年思い出すのです。

 このリンドンは今は私の元を離れて、バタンガスのある実力者のボディーガードをしている。今でも時々私に連絡が入る、「ボス、何かあったらいつでも電話くれ、何時でもすぐに行くから、心配するな。俺はボスが大好きだから、必要な時には何時でも言ってくれ。何でもするから。ハハハ」。そう話をしてくれるが私は、「アァ、分かったその時には電話するから、お前も気をつけろ」そういう現在です。

 皆様それぞれに、大晦日には思い出が有るでしょう。私の思い出はこのリンドンがしてくれた話です。

                   JAC代表




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Comment

お早う御座います

ドドンの話は好いですね。子供の頃に受けた隣からの酷い仕打ちにリベンジを誓って、精進し自分の思いを遂げる。並大抵の努力では叶わぬ夢でしょうね。
話を裏返すと、在留邦人が経済力で現地の他業主に打ち勝ち恨みを買うことに成れば忘れた頃に逆襲を受ける羽目にならないとも考えると怖い気もします(汗)
邦人の場合は暴力によるトラブルは少ないですが、経済的な影響を与え易いと思いますので、良く考えて行動をしないといけないと改めて考えさせられます。
2012⁄01⁄10(火) 10:45 | | [edit]

twinさん
ドドンは余程悔しかったのだと思いますね、
子供で、父親を守れなくて、力の無さを感じたのと、当時の自分の不甲斐なさに、
自分自身にも怒ったのだと思います、

しかし、余程悔しかったのでしょうね、子供の時に復讐を誓い、
長年かけて実行した、ある意味では凄い事ですね、

                                        JAC代表
2012⁄01⁄10(火) 11:02 |

マニラPHOTOバ-ジンの情報を見て・・・

http://lovesanta.blog25.fc2.com/blog-entry-2140.html(以下マニラPHOTOバ-ジンより)

毎年言っていることですが、大晦日、年始の爆竹音、花火、銃声、悲鳴………………そんなものが聞こえましたら、旅行者はホテルなどの建物内に入って外出をひかえてください。

路上では路面だけでなく、上からの落下物もあります。

それまでに買い物を済ませておくか、ホテルのルームサービスをご利用ください。

室内では、 流れ弾などを考慮し窓から離れてくつろいでください。

ホテルのレストランや、ラウンジの壁側席や、外との遮断物のある空間を利用するというのも一手です。

爆竹も瓶の中に火薬を入れて、フルクギなどを入れている場合もありますので、車で移動だから安全などとは思わないでください。

貴方の乗ったその車、装甲車ではありません。

何がうれしくて『ゆく年来る年だ』と言っても、爆竹ではなく手製の爆弾まがいのものや、やめろと言っても毎年繰り返される、酒に酔っての祝砲、水平発射での死傷者の発生。


・・・いまだマニラは、そんなに危険なのでしょうか
2012⁄01⁄10(火) 13:33 |

初心者様

首都圏の街中では、爆竹は有りますが以前のような派手さは、少なくなりました、
多分ブログに書いている意味は、自分から危険な事に近寄らない方が良いと言う
警告だと思います、私もそう思います、

大晦日の夜は私も外へは出ません、爆竹が煩いのと煙はもうもうとして、
嫌いですから、静かな夜を求めます、

                                             JAC代表
2012⁄01⁄10(火) 15:17 |

JAC代表様

回答ありがとうございます。

多少の誇張は有れども、要は「君子危うきに近寄らず」と云う事ですね。

まだ比国の土も踏んだ事も無い初心者ですが、宜しくお願いいたします。
2012⁄01⁄10(火) 16:11 | | [edit]

初心者様
その通りです、前もって分かってる危険に対して、なんの防御や対策も無く、
進んでいくのは、愚かな行為です、

弁えた行動をしていれば、危険はかなり減りますし、問題は有りません、
宜しくお願いします

                                               JAC代表
2012⁄01⁄10(火) 16:40 |

代表さま。

今日のお話は、フィリピン人の家族を思う愛情の深さ、を感じました。
命を取らず、膝を撃ち抜いた所にこの復讐劇の凄さと情熱?を感じました。
が、その一方でフィリピン人の負の連鎖である復讐心が怖くもありました。
ドドンとリンドン 腕のいい射撃の名手ですが、以前代表がブログに乗せていた方ですよね?
2012⁄01⁄10(火) 19:09 |

花火・銃弾

記事を見て大反省です。
自分も昔借りたM-16をフルオートを夜空にぶっぱなしました。あとで弾代を請求されました(笑)曳光弾は綺麗です(笑)皆様、真似をしないように、やるなら空砲でお愉しみ下さい。もっとも当時は売ってないと言われました(トホッホです)
2012⁄01⁄10(火) 20:57 | | [edit]

FUBO様
そうです、私のボディーガードを長年していました、近じか、彼らと久しぶりに
会う予定をしています、可愛い奴らです、

この話を聞いた時に、膝を打ちぬいたと言うのは、ある意味、自分の父親が苦しんだ
同じ苦しみを、与えたかったのだろうと、感じましたね、

                                           JAC代表
2012⁄01⁄11(水) 04:59 |

でぶ熊様

以前は、本当に大晦日の夜には、よく乱射していましたね、
危険ですよね、いつも流れ弾が何処へ行くんだろうと思っていました、


                                           JAC代表
2012⁄01⁄11(水) 05:01 |



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